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新型コロナ自殺、無産老人のやけっぱち

都内で一人暮らしをするAさん(68歳)は、新型コロナウイルスに感染したくて仕方ないと語る。

「新型コロナウイルスは自分にとって希望ですよ。コロナで死ねば、世間様から認めてもらえます」

Aさんは地方出身。高校卒業と同時に上京し、現場仕事を転々としてきた。年金も受給できる年齢となったが、未納期間もあるため、「雀の涙」ほどしかもらえないと言う。

「自分は仕事も上手くいかなかったので、妻も子供も持てなかった。ずっと独身です。普通の人が体験しているような幸福も苦労とも無縁です。でも、新型コロナウイルスは違う。平等に自分も感染することができる」

新型コロナウイルスは差別せずに自分も社会の一員として扱ってくれる。新型コロナに感染して万が一死亡したとしても、「社会的承認」を得られるのではないか、とAさんは考える。

「いつもなら貧乏老人が孤独死しても、自己責任で終わり。誰も同情してくれません。でも新型コロナで死んだら、かわいそうって言ってもらえますよ。今まで同情なんてされたことないですからね」

Aさんは東京都知事が平日・夜間の外出自粛を要請するようになってから、飲食店に出歩くようになったと言う。

「コロナに感染したくて、フィリピンパブやキャバクラなんかをハシゴしてます。なけなしの貯金ももうすぐ底をつく。もうコロナにかかることに全部賭けています」

老人問題に詳しい専門家は、Aさんのようなケースは珍しくないと分析する。

「新型コロナウイルスに感染したくて、自暴自棄になっている高齢者が増えています。わざとリスクの高い行動をとって、自分からかかりに行く。新型コロナ自殺と言ってもいい」

新型コロナ自殺、敬老精神をないがしろにする現代日本に巣くう病がどんどん広がっている。

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